注意を持続する能力こそが、知性の本質である
人の認知活動(学習、問題解決、言語理解など)を行う際には、情報を一時的に保持し、それを操作する必要があります。この認知科学上の概念を「ワーキングメモリー」と呼びます。そのため、日本語では「作業記憶」や「作動記憶」ともいわれます。
情報社会となった現代において、情報を保持・統合・処理する能力を効率的に発揮することは非常に重要です。ワーキングメモリーがうまく機能しない場合、以下のような問題が生じる可能性があります。
- 指示を覚えて実行することが難しい
- 複数のタスクを同時に進めるのが苦手
- 注意を持続させるのが難しい
- 会話の流れを理解するのに苦労する
- 言語的な情報を処理するのに時間がかかる7
ワーキングメモリーの容量はそれほど大きくなく、「7±2の法則」として知られています。つまり、同時に処理できる情報量はおよそ5~9個程度です。情報過多の現代社会では、ワーキングメモリーを効率的に活用することが特に重要です。さらに、大量のフェイク情報を与えることで、この容量の限られたワーキングメモリーを過負荷状態にし、処理能力を低下させることで洗脳を試みることも可能です。
したがって、ワーキングメモリーを強化し、効率的に活用し、情報を慎重に扱うことが、知性の基盤となるのです。
SNSから距離を置き、今この瞬間の自分に注意を向けることや、マインドフルネスの瞑想を行うことも有効ではないでしょうか
