ジョブクラフティング

自分の仕事を再設計せよ。

ジョブクラフティングとは、自分の仕事を自分に合った形に再設計することを指します。ジョブクラフティングを直訳すると、「仕事を丹念に作り込む」という意味になります。日本においては、グローバル化や技術革新の進展により、終身雇用を維持することが難しくなってきています。その結果、個人のキャリアの目標を組織の達成目的と一致させることが困難になっています。

さらに、個々人にはキャリアの自律が求められるようになり、そのプレッシャーにさらされています。そのような中で、低下するモチベーションを維持する施策の一つとして注目されているのがジョブクラフティングです。

ジョブクラフティングは、自己決定理論に基づいています。この理論によれば、人は仕事において以下の3つの基本的欲求が満たされるとき、やりがいや幸福感が高まります。

  1. 自律性: 自分の選択で行動できること。
  2. 有能感: 自分の能力を実感できること。
  3. 関係性: 他者とのつながりを感じること。

ジョブクラフティングには、作業、人間関係、認知の3つの観点があります。特に重要なのが認知クラフティングです。認知クラフティングとは、仕事を自分の価値観で捉え直し、自分のキャリア目標と一致させることで、やりがいや幸福感を向上させることを指します。

しかし、個人のキャリア目標と組織の達成目的を一致させることは、組織の制約の中では極めて難しいことは明らかです。そのため、自分の仕事を再設計する際には、視点を広げ、組織の目的にとらわれず、自分の人生の目標として捉えることが重要です。