ストーリード・アプローチ

自分の経験を未来のあなたの物語へ

ストーリード・アプローチとは、物語の力を活用して、自己理解を深め、共感と信頼を構築し、目標や目的に意味を与え、動機づけを促進するアプローチ手法です。この手法は、マーケティング、教育、自己啓発、コンサルティングといった多様な分野で活用されています。特にキャリアコンサルティングの分野では、ストーリード・アプローチによって、内省を促し、モチベーションを向上させ、自分にとって意味のある目標を設定することが可能になります。

具体的には、まずクライアントに、自己のキャリアにおいて重要な出来事(ポジティブなものでもネガティブなものでも)を物語として語ってもらいます。その後、コンサルタントが新たな視点や気づきを促し、クライアント自身が本来ありたい自分の物語へと再構築するプロセスを支援します。そして、再構築された物語を基盤に、未来のストーリーを描き、それを強化していきます。

たとえば、キャリアチェンジに直面している営業マンが、「営業なんて、つぶしがきかない仕事だなぁ」と悩んでいる場合、その営業経験を物語として語るよう促します。商談における勝ち負けや、ノルマの達成・未達成に伴う悲喜こもごものエピソードがあります。その中で、販売活動を通じて培った「戦略の構築」「クライアントとの信頼関係の構築」「ニーズの把握」「問題解決への提案」などの新たな視点を見出し、物語の強化を支援します。

最終的に、これらのスキルや経験が、コンサルティング業務に求められる重要な強みであることを理解してもらいます。そして、それらを活かした未来の希望に満ちた物語を語ってもらいます。この結果、キャリアチェンジが外的要因によって始まった転機であったとしても、自分にとっての意味を見いだし、高いモチベーションを持って挑戦できるようになるでしょう。

あなたが歩んだ先には、あなたが築き上げた道につながる新たな未来が必ず広がっているのです。