行動活性化療法

行動せよ

行動活性化療法とは、行動を変えることで心の健康を改善する心理療法の一種です。心理療法には、クライアントの思考・認知や感情の変容を促す支援が多い中、この療法は、クライアントの行動パターンの変容を促すことで心の健康を改善することを目的とします。

心の問題に悩むクライアントは、社会的な接触、責任の遂行、感情の表現、活動の実行、問題解決といった行動を回避する傾向があります。しかし、こうした回避行動は往々にして問題を悪化させ、長期化させる原因となります。それを改善するために、カウンセラーは回避行動の悪循環を断ち切り、ポジティブな行動パターンへの変化を支援します。これにより、短期的な心の問題の改善を図ることが可能です。

この療法の特徴は、マインドフルネスなどの複雑なスキルを必要とせず、行動パターンを変えることにシンプルに焦点を当てている点です。さらに、臨床研究の結果では、認知行動療法(CBT)と同等の効果が得られることが示されています。また、シンプルなアプローチであるため、治療コストも抑えられるという利点があります。

行動パターンを変えるといっても、日常の行動を可能な範囲で少しずつ変えることから始められます。小さな行動の変化とその成果の積み重ねが、あなたを良い方向へと導きます。例えば、友人や家族との会話、趣味の再開、軽い運動、計画的なルーティンの実行、バランスの取れた食事や十分な睡眠といったことが挙げられます。

さあ、行動を始めましょう。少しの変化を大切にすることが、大きな変化につながります!