アサーショントレーニング

I,私を主語に自己表現をしよう。

アサーションとは、信念をもって真実を述べることを指します。 アサーショントレーニングとは、個人の権利を尊重しつつ、アサーションを行うための訓練です。アサーショントレーニングの起源は、アンドリュー・ソルターが著した『条件反射療法』にあると言われています。ソルターは、人間は本来ポジティブな存在であるものの、社会的規範やしつけによって抑圧されていると考えました。そこで、彼はアサーショントレーニングを通じて抑圧から脱し、よりポジティブな存在へと変わることを目的とした条件反射療法を開発しました。

1950年代以降、アサーションの不安抑制効果が心理学者によって神経症の治療方法として注目され、認知行動療法と融合し発展しました。 その後、日本文化に適合する形へと変えられ、日本へ導入されました。具体的には、「協働のためのアサーショントレーニング(CAAT)」と呼ばれる手法があり、「空気を読む」「協調性」「間接表現」などが特徴です。CAATでは、単なる自己表現による自己変容を目指すだけでなく、組織的なコミュニケーションの高度化を目的としています。

その訓練法の一つとして、相手を責めずに自己表現をする「アイ・メッセージ」の活用があります。 例えば、「あなたはこうすべきだ」と断じるのではなく、「私はこうすることが好ましい」と表現します。「I」、すなわち「私」を主語にして自己表現を試みましょう。