堂島取引所

2024年8月 米穀指数先物取引がはじまり、米価は沸騰

堂島取引所とは、2024年8月14日に開設された米穀指数先物取引市場です。

この市場では、日本全国の一等米の平均価格である「堂島コメ平均」を基にした米穀指数先物取引が行われています。

堂島では江戸時代から米の先物取引が行われており、これは世界初の先物取引として知られ、世界の金融市場発展に大きく寄与したとされています。その目的は、天候や災害による豊作・不作の影響で価格が大きく変動する米価を、先物取引によって安定化させることです。

昨年8月に開設された堂島取引所の米穀指数先物取引市場も、同じ目的を持っています。

しかしながら、開設以来、投機資金の流入が進み、米の先物価格は急騰しています。取引開始初日には60kgあたり17,200円という高値を記録し、その後も活況を呈しています。この価格上昇は消費者市場にも影響を及ぼし、出荷控えや小売価格の高騰の要因となっています。

堂島取引所の社長は、農林中央金庫出身の有我渉氏です。

農林中央金庫は主食の安定供給を使命としており、農林中央金庫出資のかれには、この取引の導入により、農家や流通業者が価格変動リスクを軽減し、より安定した取引が可能になることが期待されています。

さらに、堂島取引所は大阪府・大阪市が推進する国際金融都市OSAKA構想と連携し、金融市場の発展を目指して海外投資家の誘致などを進めています。

しかし、主食である米が投機の対象となってもよいのでしょうか?

その影響について、改めて考える必要がありそうです。