2035年 ホワイトカラー 180万人余剰

”スキル可視化で開く日本の労働市場” 三菱総合研究所 より抜粋

日本の労働力を質的な面から深堀りすると、さらに深刻な状況が浮かび上がる。図表 2 は、2035 年時点での成り行きベースの労働供給とDX・GX・半導体産業再生の実現に必要となる労働需要を 171 部門×233 職種のメッシュに分解し、ミスマッチが発生した部分のみを「余剰」「不足」として集約したものだ。ここで明らかになるのは、190 万人の労働需給ギャップをはるかに上回る規模の人材ミスマッチが顕在化することである。

図表 2 左側の事務職を例に取ろう。ここでの180 万人の余剰は、合計 1200 万人を超える日本の事務職人材が携わるタスクのうち、「180 万人分(約 15%)がデジタル技術によって自動化される状況」と解釈できる。自動化で空いた時間は、アップスキリングを通じてより高度なタスクに割り当てられる。それらが、図表 2 右側で不足している 170 万人分の専門技術職のタスクに対応できれば、ミスマッチ解消に寄与することになる。継続的なリスキリング/アップスキリングを通じて、事務職のタスク構成を徐々に専門技術職のタスクにシフトしていく形だ。ここでは、ジョブや役割にひもづくタスクとそ
れに必要なスキルが、目まぐるしく変わっていくことになる。

本投稿は”スキル可視化で開く日本の労働市場” 三菱総合研究所 より抜粋

https://www.mri.co.jp/knowledge/insight/policy/hd2tof0000005dqh-att/er20230913.pdf