多様な悩みにオーダーメイドのカウンセリングで答える
統合的心理療法とは、500以上もあると言われている心理療法を改めて見直し、クライエントを中心に置き、その個々の事情に合わせて統合することで、クライエントにとって最も有効な療法を柔軟に提供することを目的としたアプローチです。この療法の重要な点は、実証的評価を重視し、クライエントを中心に据えた形でさまざまな心理療法を組み合わせ、その効果をエビデンスベースで検証・適応していく点にあります。これにより、クライエントの多様な問題や苦悩に柔軟に対応することが可能となります。
統合的心理療法では、以下のような心理療法が組み合わせて使われます:
- 認知行動療法(CBT):思考や行動のパターンを変える技法。
- 精神分析療法:無意識のプロセスや過去の経験を探るアプローチ。
- 人間性心理学(例:来談者中心療法):共感や自己実現を重視。
- 家族療法:家族関係やシステムを対象としたアプローチ。
- マインドフルネスや瞑想技法:現在の瞬間に集中する方法。
- 身体志向療法:身体と心のつながりを重視。
たとえば、PTSDの治療においては、人間性心理学を用いてクライエントとの信頼関係を構築し、それを基盤として認知行動療法によりトラウマに関連する認知を再構築します。また、マインドフルネスを活用することで、過去に起因する過度な不安から解放し、意識を「今」に向けるよう支援します。
これにより、クライエントはトラウマへの適応力を向上させ、フラッシュバックを減少させ、ストレスに対処しながら社会活動を再開できるようになります。重要なのは、クライエントが多様であることを尊重し、クライエントを中心に据え、柔軟な対応を心がけることです。
