パキスタン、AI分野に10億ドル投資へ シャリフ首相が2030年までの計画発表

GROUND NEWS より

パキスタン、AI分野に10億ドル投資へ 2030年までに人材100万人育成を計画
【イスラマバード】パキスタンのシャリフ首相は9日、首都イスラマバードで開かれた「Indus AI Week 2026」で、政府が2030年までに人工知能(AI)分野へ10億ドルを投資すると発表した。2025年7月に承認された国家AI政策の実行が停滞する中、政府は今回の発表を「本格始動の第一歩」と位置づけている。

政府は今後、IT分野以外の100万人を対象にAIスキルを習得させる全国的な研修プログラムを開始するほか、2030年までに1,000件の全額給付型AI博士課程奨学金を提供する方針だ。AIカリキュラムは連邦直轄地域に加え、アザド・カシミール、ギルギット・バルティスタン、バロチスタンの遠隔地域でも導入される。

指導者らは、こうした取り組みが国内のAIエコシステム構築を後押しし、特に女性の社会進出や若者の能力開発につながると強調する。シャリフ首相は「人口の60%を占める若者の力を引き出す」と述べた。

一方、パキスタン・デジタル庁が策定中の全国デジタル・マスタープランは、現時点で「認知と準備」の柱のみが実行段階にあるとされ、政策全体の進展には課題も残る。