GROUND NEWS より
マクロン大統領訪印を前に、インドがラファール戦闘機114機を含む約4兆円の国防パッケージを承認
【ニューデリー発】インド国防調達評議会は木曜日、フランスのマクロン大統領の公式訪問を前に、総額3.6兆ルピー(約4兆円)にのぼる国防調達計画を承認した。この中には、フランス製ラファール戦闘機114機の取得が含まれている。
中国とパキスタンの連携強化を背景に、インドは「メイク・イン・インディア」政策の推進とロシア依存の低減を急務とし、空軍の戦力強化を図る。現在、インド空軍の戦闘機部隊は29飛行隊にとどまり、必要とされる42飛行隊を大きく下回っている。
今回の計画では、ナグプールにダッソー・リライアンス・エアロスペース社による最終組立ラインを設置し、2030年頃からの納入開始を目指す。うち18機は即応体制強化のために早期取得される予定だ。
調達が完了すれば、インドのラファール保有数は約176機に達する見込み。国防省は、今回の契約により空中優勢と抑止力が強化されるとし、ヒンドゥスタン・エアロノーティクス(HAL)やタタ、マヒンドラなど国内企業との連携によって、供給網の強化と雇用創出が期待されるとしている。
MRFA(中型多用途戦闘機)計画の一環として、インド向けラファールはF4仕様に加え、将来的なF5仕様へのアップグレードも視野に入れており、ナグプール工場では年間24機の生産能力を目指す。初期段階で国産化率50%、将来的には60%への引き上げを目標としている。
