ヒズボラ、24時間で600発超をイスラエルへ発射 過去最多を倍増

GROUND NEW より

ヒズボラ、対イスラエル攻撃3,500発超に 南レバノンで地上戦拡大

イスラエルのギデオン・サール外相は26日、今月初めの衝突開始以降、ヒズボラがロケット弾や迫撃弾、無人機など計3,500発超をイスラエル側へ発射したと明らかにした。

戦闘は3月2日の越境攻撃を機に激化し、イスラエル軍は南レバノンでの地上作戦と空爆を継続している。過去24時間では600発超の攻撃が確認され、レバノン当局によると死者は1,094人、負傷者は3,119人に達した。

イスラエル軍は27日、南レバノンでの戦闘で兵士1人が死亡したと発表。ゴラニ旅団が「前方安全地帯」の拡大に向けた限定的な地上作戦を続けているという。

イスラエル政府内では、ヒズボラの武装解除を迫るため、リタニ川までの地域を事実上の支配下に置く案が浮上している。ヒズボラのミサイル保有量は戦前比で85%減少したとの報道もある。

📰 Hezbollah(ヒズボラ)解説

レバノン南部を拠点とするシーア派武装組織ヒズボラは、イランの支援を受けつつ独自の軍事力と政治的影響力を保持してきた。同国政界では議会勢力の一角を占め、政府内にも一定の影響を及ぼす一方、イスラエルとの武力衝突を繰り返す「国家内の準軍事組織」という二面性が国際社会の懸念材料となっている。

今月に入り、イスラエルとの衝突が再び激化し、ヒズボラはロケット弾や迫撃弾、無人機など 3,500発超 を発射したとされる。過去24時間だけでも 600発超 の攻撃が確認され、イスラエル軍は南レバノンで地上作戦を拡大。レバノン側の死傷者は増加の一途をたどる。

イスラエル政府は、ヒズボラの武装解除を迫るため、リタニ川以南の地域を事実上の安全地帯として確保する案を検討しているとの報道もある。イスラエル側の推計では、ヒズボラのミサイル保有量は戦前比で 85%減少 したとされるが、依然として数千規模の戦力を保持しているとみられる。

ヒズボラの動向は、レバノン国内の政治・経済の不安定化に直結するだけでなく、イラン・イスラエル間の緊張を高め、中東全体の安全保障環境に影響を及ぼす。国際社会は、地域紛争の連鎖を防ぐため、同組織の軍事行動と周辺国の対応を注視している。