メキシコ、行方不明13万人のうち4万人に生存の可能性 政府が照合結果公表

GROUND NEWS より

メキシコ政府、行方不明13万人の再調査で4万人に生存の可能性 記録の不備も浮き彫り

メキシコ政府は27日、行方不明者約13万人の登録情報を1年間かけて精査した結果、4万308件について他の政府データベース上で活動履歴が確認され、生存している可能性があると発表した。照合により5269人は「所在確認済み」とされた。

同国では2006年以降、麻薬カルテルとの抗争激化を背景に失踪が急増しており、行方不明者登録は市民からの届け出や未確認リストを基に「管理が極めてずさんだった」(政府)ことも判明した。 今回の調査では、約4万6000件が基礎情報を欠き、4万3128件は政府データベース上に活動記録がないことも明らかになった。

治安当局のフィゲロア次官は、今後すべての失踪届について地方検察に捜査開始を義務づける新規則を導入したと説明した。

一方、人権団体や家族会からは「実態を矮小化する誤解を招く報告だ」との批判が相次ぐ。正当な失踪事案が再分類によって除外され、捜索が妨げられるとの懸念も強い。

草の根の捜索団体は独自の活動を続けており、今週もハリスコ州トラホムルコで骨の遺骸が発見された。フィゲロア次官は「すべての行方不明者を見つけるまで捜索を続ける」と述べたが、捜査の遅れや不処罰の構造に対する不信は根強い。