イスラエル軍、UNIFIL監視カメラ17台を破壊 国連が非難

GROUND NEWS より

イスラエル軍、UNIFIL監視カメラ17台を破壊 国連「受け入れ難い」

【ナクーラ(レバノン南部)=】国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は4日、同軍司令部が置かれる南部ナクーラで、監視用カメラ17台が24時間以内に破壊されたと明らかにした。報道官は「レーザーのような手段で破壊された可能性がある」と述べ、イスラエル軍が周辺で大規模な建物解体作業を進めており、司令部施設にも被害が出ていると説明した。

インドネシア政府は「到底容認できない」と非難し、UN平和維持要員の保護強化が急務だと指摘した。UNIFILでは1978年の創設以来、97人が死亡している。

3日には国境近くのオダイッセで爆発があり、UNIFIL要員3人が負傷した。原因は特定されていないという。

3月2日にイスラエルとヒズボラの戦闘が始まって以降、UNIFILは双方の攻撃の間に挟まれる形で活動を続けている。ヒズボラはイスラエル側への攻撃を繰り返し、イスラエル軍はレバノン南部の国境地帯へ進軍している。

📰 UNIFIL(国連レバノン暫定軍)解説

国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は、1978年にイスラエル軍のレバノン侵攻を受けて創設された国連平和維持部隊で、南部国境地帯の停戦監視と緊張緩和を主な任務とする。現在は約8,000人規模の多国籍部隊が展開し、レバノン軍との協力体制の下で国境監視や住民保護にあたっている。

イスラエルとヒズボラの衝突が断続的に続く中、UNIFILは双方の攻撃の間に挟まれる形で活動を強いられ、死傷者も増えている。2026年4月には、イスラエル軍がナクーラの司令部周辺で大規模な解体作業を進める中、監視カメラ17台が破壊されるなど、部隊の安全確保が課題として浮上した。 創設以来97人が殉職しており、国際社会では部隊の保護強化を求める声が高まっている。

UNIFILの任務は2026年末までとされ、2027年に段階的撤収が計画されているが、情勢の不安定化が続く中で、地域の安全保障に果たす役割は依然として重い。