GROUND NEWS より
カナコード、米当局と1億ドル超で和解 3年に及ぶ調査で疑わしい取引160件超の未報告判明
事件の概要
- 2026年3月6日、Canaccord Genuity Group は米国当局との和解で1億ドル超の支払いに合意。
- 2019年2月〜2022年3月の間、少なくとも160件のSAR(疑わしい取引報告)を未提出と当局が認定。
- その結果、低位株の相場操縦(ポンプ&ダンプ)、自社株売買、仮装売買などの不正が長期間見逃され、投資家に損害が生じたと FinCEN と SEC が指摘。
体制不備
- 2021年末まで、他業務と兼務する4人の担当者が100件超の報告を処理。
- 多くの案件が数カ月〜最長4年放置されていた。
財務インパクト
- 同社は2025年11月に7,500万米ドルを引当済み。
- 今回の和解により7,500万米ドル(約1億260万カナダドル)の損失計上となり、 直近四半期の税引き前利益8,050万カナダドルを上回る。
再発防止策
- カナコードは人員増強、外部レビューの導入、2025年4月の米国事業売却(カンターフィッツジェラルドへ)など、包括的な改革を進めていると説明。
- FinCEN の Gacki 局長は“今回の措置は警鐘となるべきだ” と述べた。
カナコードとは
カナコード・ジェニュイティ・グループ(Canaccord Genuity Group Inc.)は、カナダを本拠とする独立系の金融サービス企業で、投資銀行業務、資産運用、株式・債券のブローカレッジを主力とする。中堅規模ながら、北米・欧州・アジア太平洋に拠点を持ち、成長企業向けの資金調達やM&A助言に強みを持つ。
ポンプ・アンド・ダンプ(pump-and-dump)とは
主に低位株や流動性の低い銘柄で行われる典型的な相場操縦手法で、価格を“つり上げて(pump)”、その後に高値で売り抜ける(dump)不正行為です。
