GROUND NEWS より
ネパール新政権、就任100日で急進改革 議会軽視に懸念も 汚職への国民の怒りを追い風に圧勝したシャー首相、沈黙の統治姿勢に批判高まる
ネパールのバレンドラ・シャー首相は6日、就任100日を迎え、政権運営を大きく揺さぶる急ピッチの改革を続けている。一方で、首相自身は公の場にほとんど姿を見せず、依然として“つかみどころのない指導者”との印象が強い。
シャー氏は3月5日の総選挙で、汚職や経済停滞への国民の不満を背景に圧勝し、前政権を退けた。政権は「100項目改革アジェンダ」のうち約70項目を大統領令で実行。経済安定化に向け、スワルニム・ワグレ財務相は総額2.1兆ルピーの歳出計画を提示した。
しかし、野党CPN-UMLは「政権の取り組みは極めて弱く、未熟で、物議を醸している」と批判。研究者からは、議会審議を経ずに大統領令を多用する手法が、必要な抑制と均衡を損なうとの懸念が出ている。
シャー氏は「改革の高速道路を走っている」と強調するが、ジャーナリストのプラナヤ・ラナ氏は、就任当初の好意的な評価が薄れつつあり、統治スタイルへの国民の批判が今後強まる可能性を指摘している。
