米FRB、0.25%利上げ 年内追加引き上げを示唆

GROUND NEWS より

米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、 政策金利の誘導目標を3.75〜4.00%へ25bp(0.25%)引き上げることを全会一致で決定した。 利上げは2023年以来で、インフレ圧力の根強さが判断を後押しした。

FRBは、イラン戦争に伴うエネルギー価格の上昇、世界的な関税措置、AI関連投資の拡大などが 物価上昇を広範に押し上げていると指摘。

公表された経済見通しでは、18人中16人の政策委員が年内にもう一度の利上げを予想し、 インフレ率が2%目標に戻るのは2029年以降との見方が示された。

市場では長期金利が急上昇し、30年固定住宅ローン金利は7.19%に達した。 家計や企業の資金調達環境は一段と厳しくなる。

今回の全会一致の決定は、利下げを求めるトランプ大統領との対立を深める可能性がある。 ウォーシュ議長は「政治的圧力にかかわらず、インフレ抑制の使命を果たす」と強調した。

📰 時事用語解説:米連邦公開市場委員会(FOMC)

米連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee=FOMC)は、 米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を決定する中核会合。 政策金利(フェデラルファンド金利)の誘導目標や量的緩和・引き締めなど、 米国の金融政策運営を担う。

■ 構成

FRB理事7名と地区連銀総裁5名の計12名で構成。 議長はFRB議長が務め、決定は通常多数決で行われる。 市場との対話を重視し、会合後に声明や経済見通しを公表する。

■ 役割

  • 政策金利の調整
  • 景気・物価動向の評価
  • 金融市場の安定確保
  • 量的政策(資産買い入れ・縮小)の判断

米国経済の方向性を左右するため、世界の金融市場が最も注視する会合の一つ。