GROUND NEWS より
スリランカ税関は26日、タイから帰国した若手僧侶22人をコロンボ国際空港で拘束したと発表した。4日間のバンコク滞在後に帰国した一行の手荷物から、強力な大麻「クシュ」計110キロが見つかった。いずれもスーツケースの二重底に約5キロずつ隠されていたという。
同国主要空港でのクシュ押収量としては過去最大規模。僧侶らは全国各地の寺院に所属する学生で、旅行費用は民間企業家が負担していた。
税関は22人を警察に引き渡し、同日中にも地裁に送致される見通し。 同空港では昨年5月にも、英国人女性(21)が46キロのクシュを所持して逮捕されており、当局は密輸ルートの監視を強化している。
Kush(クシュ)は、アフガニスタンとパキスタンにまたがるヒンドゥークシュ山脈を原産とする大麻の一種で、高いTHC(テトラヒドロカンナビノール)含有量を特徴とする。強い精神作用をもたらすことから、国際的な違法薬物市場で高値で取引されている。
近年は東南アジアを経由した密輸が増加傾向にあり、スリランカでは空港での摘発事例が相次ぐ。2026年4月には、タイから帰国した若手僧侶22人が計110キロのクシュをスーツケースに隠して持ち込んだとして拘束され、同国主要空港での押収量として過去最大となった 。
各国当局は、観光目的の渡航を装った運び屋の増加を警戒しており、アジア域内の密輸ルート監視を強化している。
