ポルトガル、リスボン警察の拷問疑惑で警官15人を新たに拘束

GROUND NEWS より

ポルトガル当局は5日、リスボン中心部の2警察署で浮上した拷問疑惑を巡り、警官15人を新たに拘束したと発表した。これまでに逮捕・訴追された警官は計25人に達した。

当局は1月、浮浪者や移民への拷問や暴行、さらにその様子をオンラインチャットで共有したとして警官2人を起訴。これを受けて捜査が拡大し、3月にはラト警察署で7人が逮捕されていた。

今回の家宅捜索はリスボン市内の2署で約30カ所に及び、捜査当局は「加重拷問、レイプ、権力乱用、加重暴行」などの疑いを確認。被害者はホームレス、薬物使用者、在留資格のない外国人など社会的弱者が中心とされる。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、暴行映像がチャットで共有されていた点について「深刻な不処罰の文化がある」と批判。一方、警察トップのルイス・カリリョ氏は「不正行為にはゼロ容認の姿勢を徹底している」と強調した。

捜査対象は複数署にまたがる約70人に及ぶとされ、リスボン警察は事実関係を検察当局に報告し、説明責任を果たす姿勢を示している。