女性のホルモン疾患PCOS、名称をPMOSに変更 14年の国際研究で合意

GROUN NEWS より

メディカル専門家らは12日、女性に多いホルモン・代謝疾患「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」の名称を、「多内分泌代謝卵巣症候群(PMOS)」へ正式に変更したと発表した。14年にわたる国際的な合意形成プロセスを経て決定されたもので、世界中の数千人の関係者が参加した[sec1]。

旧名称は「嚢胞(cysts)」に焦点が当たり、実際には患者の多くが「発育停止卵胞(arrested follicles)」を有するに過ぎない点が誤解を招き、診断の遅れにつながっていたと指摘されている[sec2]。PMOSは卵巣に限らず、代謝・内分泌系全体に影響が及ぶ疾患であることを反映した名称となる。

名称変更の取りまとめ役を務めたのは、豪モナッシュ大学のヘレナ・ティード教授。56団体・約2万2千人が参加し、科学的正確性の向上と、妊孕性(にんようせい)に関するスティグマの軽減を目指した[sec3]。

PMOS当事者で改称活動を主導したオーストラリアのローナ・ベリー氏は、今回の決定を「説明責任と前進だ」と評価し、将来世代の女性の医療改善につながると語った[sec4]。

同疾患は8人に1人の女性が影響を受けるとされるが、依然として未診断例が多い[sec5]。専門家チームは今後3年をかけ、臨床現場での新名称の導入を進め、より公平な医療アクセスの実現を図る。