NYでホームレス4人殺害の男に判決 法廷で被害者側の発言なし

GROUND NEWS より

【ニューヨーク】マンハッタン地裁のローラ・ワード判事は28日、2019年にチャイナタウンで就寝中のホームレス4人を金属棒で殴打し殺害したとして、ランディ・サントス被告(31)に対し40年から終身刑を言い渡した。被告は統合失調症と診断されており、「40人を殺さなければ自分が死ぬ」との妄想に駆られて犯行に及んだとされる。

検察側は、サントス被告が長さ約1.2メートルの金属棒を振り上げ、複数回にわたり被害者を殴打する様子を捉えた監視映像を提示。犠牲となったのはフロレンシオ・モラン・カマーノ氏ら4人で、遺族らによる意見陳述は法廷に提出されなかった。

弁護側は「薬物治療により別人のように安定している」として20年から終身刑を求めたが、判決後に被告が述べた謝罪について、地元活動家のカーリン・チャン氏は「形だけのものだ」と批判した。

被告の代理人を務めるリーガル・エイド・ソサエティの弁護士らは控訴する方針を示した。ワード判事は「本件は、ホームレス、精神疾患、薬物依存という都市が抱える問題が交錯した象徴的な事件だ」と述べ、社会的課題の深刻さを強調した。