メキシコやイタリアで「暑熱ストレス」期間が最大2カ月延伸 1970年代比 最新研究

GROUND NEWS より

(Nature Climate Change 論文)

最新の研究で、極端な暑熱ストレスに年間1日以上さらされる人口が、1970年代以降で10億人増加したことが明らかになったsec2 。メキシコ、ケニア、イタリアなどで暑熱ストレスの期間が過去6十年で大幅に拡大している。

背景には、化石燃料の燃焼による気温と湿度の上昇がある。これにより、人体の主要な冷却手段である発汗の効果が弱まり、危険な暑さから身を守りにくくなっている。

研究はまた、最も暑い10夜の「体感温度」が10年あたり0.32℃上昇し、最も暑い10日の上昇幅(0.27℃)を上回ったと指摘する。夜間の回復が妨げられ、日中の熱負荷が蓄積しやすい状況が続く。

筆頭著者のレベッカ・エマートン氏(欧州中期予報センター)は、熱健康行動計画、早期警戒システム、気候リスク評価などの適応策を急ぐ必要があると強調する。

将来予測では、一部地域で年間約50日、南欧や東アフリカなどでは1970年代比で最大40日、強い暑熱ストレス日数が増える可能性が示された。