GROUND NEWS より
“サハラのエスコバル”証言が発端、政界巻き込む不正構造が露呈**
モロッコの裁判所は26日、麻薬密輸と汚職に関わったとして、建設業界の大物アブデンネビ・ビウイ氏や旧人民勢力運動(PAM)の元議員サイド・ナシリ氏、ベルカセム・ミル氏ら計29人に実刑判決を言い渡した。 事件は、収監中の麻薬密売組織の首領が、自身の政財界ネットワークを告発したことをきっかけに捜査が拡大したもので、同人物は“サハラのパブロ・エスコバル”として知られる。
判決では、ビウイ氏ら3人に対し最大100万ドルの資産没収が命じられ、さらに被害者ハッジ・アフメド・ベン・ブラヒム氏へ10万6,599ドルの連帯賠償を支払うよう命じたsec4。 判決言い渡しの場では、被告席から「何もしていない」と叫ぶ声が上がるなど、緊張が走った。弁護側は控訴する方針だ。
今回のスキャンダルは、モロッコ政界に根強く残る汚職体質への批判を再燃させた。ムハンマド国王は、議会活動の「倫理化」を図るため、法的拘束力のある倫理規範の制定を求めている。同国は世界有数のハシシ生産国でもあり、統治の透明性向上が改めて問われている。
