中国の工業利益、2026年上期は18.7%増 AI投資と物価正常化で回復鮮明に

GROUND NEWSより

中国国家統計局は27日、2026年上期の工業企業利益が前年同期比 18.7%増になったと発表した。6月は 15.1%増と2カ月連続で伸びが鈍化したものの、2025年のほぼゼロ成長からの反転が続いている。

利益回復の背景には、AI関連の半導体・設備投資の急拡大と、約3年続いた工場出荷価格のデフレが終息したことがある。6月の生産者物価は前月比 0.3%下落し、2025年7月以来のマイナスとなった。ホルムズ海峡のタンカー流が正常化し、原油・石化製品価格が下押しした。

モルガン・スタンレーの邢易綱(Robin Xing)氏は「輸出が下支えし、国内需要が弱くても成長は底堅い」と指摘。AI投資サイクルに加え、アジア全体の産業設備投資のスーパーサイクルが追い風になるとの見方を示した。

投資家の関心は、7月下旬に開かれる共産党政治局会議に移る。大規模な景気刺激策への期待は低く、政府は過剰生産能力の抑制を優先する姿勢だ。