ペルー憲法裁、フマラ元大統領の15年収賄・資金洗浄判決を無効化 収監施設から即日釈放

GROUND NEWS より

ペルー憲法裁は2日、オジャンタ・フマラ元大統領に対する15年の資金洗浄罪の有罪判決を取り消し、同氏を収容していた特別拘置施設からの即日釈放を認めた。

フマラ氏は2011〜16年に大統領を務め、オデブレヒト社やベネズエラ政府からの不正な選挙資金受領を巡り昨年有罪判決を受けていた。 しかし憲法裁は7月15日の判断で、当時の選挙資金は「資金洗浄に該当しない」と指摘し、昨年ケイコ・フジモリ氏の訴追を覆した際と同様の論理を適用した。

釈放後、フマラ氏は「国家と司法の殺し屋に人質にされた」と司法を強く批判した。妻のナディン・エレディア氏は現在ブラジルでルラ大統領による庇護の下に滞在している。

オデブレヒト社を巡る汚職捜査はラテンアメリカ全域に広がり、ペルーでは歴代大統領の多くが捜査対象となる構造的汚職問題が続いている。今回の釈放は、同国政治の不透明性に改めて注目を集めている。

オジャンタ・フマラ氏 ― 軍人出身の改革派、汚職捜査の渦中で揺れた政治キャリア

軍人から大統領へ

オジャンタ・フマラ氏は、ペルー軍の士官としてキャリアを積んだ後、2011年に大統領へ就任した。任期は2011〜16年で、社会政策の拡充や資源開発を巡る調整など、改革志向の姿勢を示したとされる。