モロッコ、セウタ流入後の初判決でタクシー運転手7人に禁錮刑 労組「過酷で不当」

GROUND NEWS より

モロッコ北部でスペイン領セウタへの大量流入が発生した事態を受け、同国司法当局は初の有罪判決を下した。判決は「過酷」との批判も出ている。

同国の裁判所は月曜、国境近くのフニデクまで乗客を運んだとして、タクシー運転手7人に禁錮6カ月と1人あたり1,070ドルの罰金を科した。判決は、不法越境を助長したと認定したためとしている。

背景には、「国境が開いた」とするSNS上の誤情報と、深刻な経済苦境がある。これを受け、数万人規模のモロッコ人が徒歩や遊泳でセウタに殺到し、欧州にも波紋が広がった。

モロッコ人権協会によれば、反乱や公務執行妨害などの容疑で111人が予備拘留中で、運転手らは全国的な弁護士ストの影響で弁護人不在のまま出廷したという。

労働組合は判決を「衝撃的で過酷」と非難し、旅客輸送を禁じる公式通達は出ていないと主張。テトゥアンのタクシー組合書記長アリ・ユーネス氏は「公共サービスを提供しただけだ」と反発した。

一方、欧州警察機構(ユーロポール)は金曜、西地中海で移民・薬物・武器の密輸に関与した国際犯罪組織を摘発し、スペインとアルジェリアで計78人を逮捕したと発表した。