ケニア「飢餓カルト」指導者、児童191人殺害で有罪判決 高裁が29名と共に認定

GROUND NEWS より

【モンバサ=】ケニア南部シャカホラの森林地帯で多数の遺体が発見された「飢餓カルト」事件をめぐり、モンバサ高裁は19日、宗教団体「グッドニュース・インターナショナル教会」を率いるポール・マケンジー被告と29人の関係者に対し、児童190人と成人1人を殺害した罪で有罪判決を言い渡した。世界的にも類例の少ない大規模なカルト事件として注目されてきた。

マケンジー被告は「世界の終末前にイエスに会う」と信者に説き、子どもを含む信者らに断食を強要した。シャカホラでは3年以上前から集団埋葬地が見つかり、学校や病院を「悪魔的」として利用を禁じるなど、生活基盤を断つ統制が行われていた。62歳のフランシス・ワンジェ氏は家族8人を失い、検察は被告が拘束中にもクワ・ビンザロ村で52人の死亡を指示したと主張する。

判決はモチャチェ判事が8時間以上の審理を経て示した。今回の判断は191人の死亡を対象とするが、森林地帯からは400体超の遺体が収容されており、捜査は継続している。

事件を受け、ケニアでは宗教団体の監督強化を求める声が高まった。ルート大統領は「政府機関が事態を防げなかった」と述べ、早期介入ができなかった責任を認めている。

飢餓カルト(Starvation Cult) 宗教的指導者が信者に極端な断食を強要し、精神的救済や「神との邂逅」を名目に生命を危険にさらす集団を指す