トルコ議会、サウジ・パキスタンとの3カ国防衛協定を承認

GROUND NEWS より

トルコ議会は6日、サウジアラビア、パキスタンとの3カ国防衛協力の枠組みとなる「メッカ共同防衛協定」を批准した。賛成279票で可決し、親イラン武装組織フーシ派による攻撃への対応を含む安全保障協力の強化に道を開いた。

協定は8月に署名された全16条からなり、加盟国の1国に対する攻撃を全加盟国への攻撃とみなす集団防衛の原則を定める。サウジアラビアは米国への安全保障面での依存を軽減し、防衛協力の相手先を多角化する狙いがある。

一方、野党のイェニ党や親クルド系のDEM党は法案に反対した。地域紛争への関与を深める恐れがあるほか、議会による十分な監視がないまま不明確な軍事的義務を負う可能性があると批判した。

ヤシャル・ギュレル国防相は「主な目的は抑止力の強化にある」と説明。トルコがフーシ派との戦闘に参加することは想定していないとしたうえで、部隊派遣には別途、議会承認が必要になるとの認識を示した。

また、シリアのアサード・シャイバニ外相によると、シリアの協定参加について協議が進められている。ただ、既存加盟国はまず協定の制度基盤を固めることを優先しており、第三国の受け入れはその後に判断する見通しだ。