中国AI新興・DeepSeek、評価額6兆円規模に 国家半導体基金が出資交渉を主導

GROUND NEWS より

中国の国家系半導体投資ファンド「大基金(Big Fund)」が、AIスタートアップ DeepSeek の資金調達ラウンドを主導する方向で協議に入り、同社の評価額は 約450億ドル(約6兆円) に達する見通しとなったと英FTが報じている 。

評価額は3週間で4倍に

DeepSeekは2023年7月創業。これまでハイフライヤー・キャピタルによる内部資金のみで運営してきたが、評価額は3週間で100億ドルから450億ドルへ急騰した 。

V4モデルが国産チップでNvidia超え性能

4月24日に発表した最新モデル「DeepSeek V4」は、Huawei製Ascend 950PRチップ上でフルスタック最適化を実現し、Nvidiaの中国向けH20比で最大2.87倍の性能を示したとされる 。

アリババ・テンセントなどが国産チップを大量発注

V4発表後、中国の大手インターネット企業(アリババ、バイトダンス、テンセント)が、Ascend 950を数十万個規模で発注したとされ、国内でのエコシステム形成が急速に進む 。

「大基金」はAI研究所を戦略資産として扱う

半導体自立を支える中核ツールである大基金は、DeepSeekのようなフロンティアAI研究所を通常のVC投資ではなく国家戦略資産として位置づける方針を強めている 。

**DeepSeek(ディープシーク)

— 中国発の急成長AIスタートアップ、国家戦略の中核に浮上**

DeepSeek は、中国で2023年7月に設立された生成AIスタートアップ。創業者は梁文峰氏。大規模言語モデル(LLM)の開発を主軸とし、短期間で国内AIエコシステムの中心的存在へと浮上した。

同社は当初、ハイフライヤー・キャピタルによる内部資金のみで運営してきたが、2026年春に入り、国家系の半導体投資ファンド「大基金(China Integrated Circuit Industry Investment Fund)」が初の外部資金調達を主導する方向で協議に入ったと報じられた[sec2]。これにより、企業評価額は約450億ドル(約6兆円)とされ、3週間で100億ドルから急騰する異例の伸びを示した[sec2]。

技術面では、2026年4月に発表した最新モデル「DeepSeek V4」が注目を集める。V4はHuawei製Ascend 950PRチップ上でフルスタック最適化を実現し、Nvidiaの中国向けH20比で最大2.87倍の性能を示したとされる[sec3]。これを受け、アリババ、バイトダンス、テンセントの大手3社がAscend 950を数十万個規模で発注するなど、国内企業の採用が急拡大している[sec4]。

中国政府は、半導体自給率向上を支える大基金を通じ、DeepSeekのようなフロンティアAI研究所を国家戦略資産として扱う姿勢を強めている[sec5]。AIモデルと国産チップの組み合わせを軸に、米国の規制下でも競争力を維持する「国産AIスタック」の構築を進める狙いがある。