パキスタン南西部で軍と武装勢力が衝突 兵士5人・武装勢力7人死亡

GROUND NEWS より

パキスタン軍は13日、南西部バロチスタン州で分離独立派武装勢力との衝突があり、兵士5人(うち少佐1人)が死亡、武装勢力側7人を殺害したと発表した。兵士らはノシャムからロラライ駐屯地へ移動中、即席爆発装置(IED)の攻撃を受けたという。

資源が豊富な同州では、パキスタン軍が天然ガスや鉱物資源を収奪していると主張する分離派の反政府活動が長年続く。

犯行は、米国が2019年にテロ組織に指定したバローチ解放軍(BLA)が声明を出して認めた。パキスタン当局はインドの支援があると非難するが、インド側は関与を否定している。

国内では武装勢力による攻撃が相次いでおり、12日には北西部ラッキ・マルワットの市場で爆発があり9人が死亡。先週にはバンヌで警察官15人が待ち伏せ攻撃で殺害されるなど、治安悪化が顕著になっている。

バローチ解放軍(Baloch Liberation Army:BLA)とは

バローチ解放軍(BLA)は、パキスタン南西部バロチスタン州を拠点とする分離独立派武装組織。天然ガスや鉱物資源が豊富な同州で、中央政府による資源収奪を主張し、軍・政府施設への攻撃を繰り返してきた。米国は2019年に同組織をテロ組織に指定している。

活動は主にIED(即席爆発装置)や待ち伏せ攻撃など非対称戦術が中心で、治安部隊やインフラを標的とするケースが多い。パキスタン当局はインドの支援を受けていると非難するが、インド側は関与を否定している。

バロチスタンでは長年にわたり分離独立運動が続き、BLAはその中核的存在とされる。近年は国内の他地域でも武装勢力による攻撃が増加しており、治安情勢の不安定化が懸念されている