テスラ、中国で約300万台リコール 非常用ドア開放の識別困難で

GROUND NEWS より

テスラは23日、中国で計2,975,910台のリコールを届け出た。衝突時など電源喪失時に使用する車内の非常用ドア開放装置が周囲の内装と同化し、識別・操作が困難と中国国家市場監督管理総局が判断したため。対象は中国製のモデル3とモデルYに加え、輸入車も含まれる。

当局は、機械式リリースが内装と「酷似」しており、電気系統が使えない状況で乗員が迅速に脱出する際の支障になると指摘。テスラは警告ラベルの追加とソフトウエア更新(OTA)で対応し、ハードの交換は行わない。

同日には小米汽車、零跑汽車(Leapmotor)、小鵬汽車(Xpeng)、吉利汽車、奇瑞汽車、東風汽車、北汽藍谷、第一汽車など計8社も同様のリコールを届け出た。中国ではEVのドア設計に対する規制強化が進んでおり、今回の措置はテスラにとって中国で過去最大規模となる。リコールは2026年9月25日に発効する。

米国では、テスラ車のドアハンドルが乗員の脱出を妨げたとして複数の死亡事故訴訟が提起されているほか、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が7月に規制策定を開始。議会でも「SAFE Exit法案」が提出されるなど、国際的に安全性への懸念が高まっている。